2026-04

その他の作品

【翻訳】月曜あるいは火曜

著:ヴァージニア・ウルフ訳:小径章 気だるげにそして無頓着に、その翼でたやすく大気を震わせながら、どこを行くべきか心得て、アオサギは空の下なる教会の頭上を行き過ぎる。白く遠く、自分自身に吸いこまれるように、終わりなく空に隠れまた晒され、動き...
作品

記憶の祈り

更新される記憶たちが入り乱れ折り重なりつつひとつの像をたえず結びつづけるのを僕らは静止画に思いなしてかたいかたい論理を大脳にがっちりと組み上げてはその死人のような美しさに我を忘れる会えない人と会える人とかつて会った人のことを同時に思い出すと...
作品

ほしぞら

あなたがここにこのようにやぶれかぶれで、しかしそのことを悟らせまいと素知らぬふりしてぽつねんと立ち尽くしているのは幸いというもので、そのおかげであなたは差し延べられるいくつもの手のひらに次々頬を殴られたりせずすむのです。いったい手というもの...